Vol.120

更新日:2024.05.22

太陽光パネルの重さは屋根に影響する?
リスクを減らす施工業者の選び方

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太陽光パネルの重さはどれくらい?

屋根に太陽光パネルの設置を検討している方のなかには、太陽光パネルの重さが加わる事で、構造躯体への影響や、雨漏りが起きた場合どのような影響があるのか気になる方もいるでしょう。

太陽光パネルの重さに関しては、各メーカーの製品によって重さが変わります。標準的な太陽光パネルの1枚当たりの重さは、設置に必要な架台を含めると、20~25kg程度です。当然ながら、屋根に載せる太陽光パネルの枚数が多ければ多いほど、総重量も増加します。

一般家庭の場合、太陽光パネルの設置容量の目安は3~4kW程度で、設置容量を3kWと仮定すると、最大出力300Wの太陽光パネルなら10枚設置できます。標準的な太陽光パネルを屋根に10枚設置した場合には、総重量は200~250kg程度となる計算です。

太陽光パネルを屋根に設置した場合のリスク

太陽光パネルを設置する際はリスクを把握し重さによる住宅への影響や屋根への影響を検証することが大切です。太陽光パネルを設置する際にはリスクを知っておくことが大切です。

ここでは、大きく分けて3つの観点から、太陽光パネルを屋根に設置した場合のリスクを紹介します。

耐震性

太陽光パネルを設置すると、屋根部分の総重量が増えて建物の重心の位置が上がるため、耐震性に影響が出る可能性が想定されます。太陽光パネルを設置することで構造部材、建物重量のバランスに偏りが無いのかを『構造計算』や『耐震診断』を実施することで検証することが大切です。

雨漏り

屋根に穴を開けて太陽光パネルを固定したケースでは、経年劣化により、穴から雨漏りする可能性が想定されます。現状の屋根材、状態を確認しそれに応じた雨漏りを防ぐための適切な施工方法や対策を講じることが大切です。
施工会社を選ぶ際は、施工実績が豊富で万一の為にも長年存続し続けられる体制のある施工業者を選択することが重要となります。

反射光

太陽光パネルの設置による第三者を巻き込んだトラブルの代表例に、反射光の問題が挙げられます。
具体的には、太陽の光を太陽光パネルが反射し、近隣の住宅などに差し込む問題です。太陽光パネルは設置の数を多くすれば発電量は増えますが、このような反射光を配慮した設置計画をすることが大切です。このようなリスクを念頭に置いた提案をしてくれる施工業者をしっかり見極める必要があります。

太陽光パネルを設置する業者選びのポイント

太陽光パネルの設置におけるリスクを軽減するためには、構造計算、適切な製品選定・基準に則った施工方法を実施する業者を見つけることが重要です。
ここでは、信頼できる施工業者選びについて解説します。

専門知識や施工実績が豊富か

太陽光パネルの設置には、現地の事前調査が不可欠です。太陽光パネルだけでなく、住宅や屋根の構造などに関する専門知識が十分にあれば、現地調査の際に正しい判断ができます。素人では気付きにくい問題点も見つけてもらえるため、安心できるでしょう。
一方で、現地調査や施工がいい加減な業者を選んでしまうと、住宅の耐震性が大きく低下したり、雨漏りしたりするおそれがあります。
また、太陽光パネルの設置に関する施工実績の多さもポイントです。ただし、「施工実績が何件以上あれば良い」と一概にはいえません。施工業者の事例などをもとに、信頼性を判断する必要があります。

環境やニーズに応じた提案があるか

太陽光パネルは製品によって特徴が異なります。加えて、太陽光パネルを設置する住宅や屋根の特徴も、ケースによってさまざまです。依頼主が「この製品を設置したい」と思っていても、実際には住宅や屋根と相性が合わず、別の製品を選ばなければならないケースも珍しくありません。
そのため、依頼主が重視するポイントや予算など、希望条件に応じて最適な提案をしてくれる施工業者を選びましょう。逆に、施工業者側が一方的におすすめするプランで契約させようとしてくる場合は、要注意です。

アフターフォローが充実しているか

太陽光パネルの導入は、高い買い物かつ長い付き合いになるものです。よって、導入後の相談など、困ったときにはすぐに依頼できる施工業者を選ぶことがポイントです。
なお、太陽光パネルの設置後に施工業者が倒産した場合は、アフターフォローが受けられなくなる可能性があります。当初の予定どおりのサービスを受けるためにも、施工実績やグループ会社の有無などから、倒産リスクの少ない業者を見極める必要もあるでしょう。

安心・安全な太陽光パネルの設置はポラスにご相談ください

標準的な太陽光パネルの1枚当たりの重さは、20~25kg程度です。この太陽光パネルを屋根に10枚設置すると、総重量は200~250kg程度になります。

太陽光パネルの設置にあたっては、重さ以外にもさまざまな基準やリスクが存在します。リスクを軽減し、安心・安全に太陽光パネルを設置するために、信頼できる施工業者を選びましょう。

「ポラス」は、年間新築販売戸数3,000戸を超える住宅のプロ集団です。太陽光パネルの設置工事にも対応しており、太陽光パネルの設置前には、建物全体のバランスをチェックする「構造計算(または耐震診断)」を必ず実施しています。耐震性に問題があると判断した場合は、耐震補強工事も含めたプランを提案します。

ポラスは、太陽光パネルだけでなく建物全体を扱う業者のため、豊富な専門知識に基づき、住宅や屋根の状況に応じた適切な判断が可能です。メーカーの施工基準に加えて、ポラス独自の施工基準を設けることで、安全性も高めています。

太陽光パネル設置後は、製品補償が付くほか、ポラスが施工した新築住宅なら、太陽光パネルを後付けしても、建物の保証が継続するのが特徴です。

以下のページでは、ポラスが提供する太陽光パネル設置工事を紹介しています。具体的な設置工事費用や、設置後の太陽光光熱費シミュレーション、蓄電池との連携などについても掲載しているため、ぜひ参考にしてください。