Vol.119
更新日:2024.03.19
お風呂リフォームで狭い空間を快適に!
施工例や費用相場も紹介
水回りリフォーム
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目次
狭いお風呂をリフォームする前に確認しておきたいこと
狭いと感じるお風呂は、リフォームで広くすることができます。そのためには、お風呂の「どこが狭いのか」「どこを広くしたいのか」をリフォーム前に確認しておくことが大切です。
浴槽が狭いと感じる理由は、浴槽内で足を十分に伸ばせない、子供と一緒に入れないなどが挙げられます。
洗い場が狭いと感じる理由は、子供を洗うときにスペースが足りない、家族の入浴介護で介助しにくい、などがあるでしょう。
どちらを狭く感じているかによって、リフォームの方法も変わります。そのため、狭いと感じる理由を明確にしてから、解消できるようなリフォーム計画を立てる必要があります。
お風呂が狭いと感じる理由は?
お風呂が狭いと感じる理由は1つではありません。家庭ごとにお風呂の使い方が異なるため、浴槽が狭く感じる場合と洗い場が狭く感じる場合があるでしょう。浴槽が狭いと感じる理由は、浴槽内で足を十分に伸ばせない、子供と一緒に入れないなどが挙げられます。
洗い場が狭いと感じる理由は、子供を洗うときにスペースが足りない、家族の入浴介護で介助しにくい、などがあるでしょう。
どちらを狭く感じているかによって、リフォームの方法も変わります。そのため、狭いと感じる理由を明確にしてから、解消できるようなリフォーム計画を立てる必要があります。
快適なお風呂の広さとは
では、実際快適なお風呂とはどの程度の広さなのでしょうか。感じ方には個人差がありますが、一般的に快適といわれる広さの目安を紹介します。●浴槽
浴槽のサイズは、足を伸ばせる100~130cm程度の長さが快適に感じる目安です。高身長の方や、一度に複数人で入浴することを想定した場合は、さらに広い浴槽が望ましいでしょう。●浴室
浴室の狭さを解消するには、1坪以上をおすすめします。主流は1坪で、1.25坪以上になると広いと感じられるようです。また、介護を目的とする場合は、浴室の広さが同じでも、洗い場を広くとるほうが便利です。洗い場が広くとれない場合は、浴槽の向きを変えることで入口開口部を広くとれるケースもあるため、リフォーム業者に相談してみましょう。狭いお風呂を広く快適にするリフォーム方法
狭いお風呂を広くするには、4つのリフォーム方法があります。ここでは、それぞれのリフォーム方法と施工例を紹介します。
ただし、元の敷地面積にゆとりが必要なことや大がかりな工事で費用もかかることから、誰もが選択できる方法ではありません。(施工例①)
脱衣所だけでなく建物全体の間取りを見直せば、より自由度の高いリフォームも可能です。ただし大きく変更するほど工事期間が長くなり、リフォーム費用も多く必要です。(施工例②)
古いタイプのユニットバスはサイズ展開が少なく、実際の浴室空間に対して小さいサイズを採用していることも珍しくありませんでした。
現在はサイズが豊富で、空間に適したユニットバスを選択すれば、これまでよりも広い浴室空間が実現できる可能性があります。(施工例③)
なお、浴槽の横に給湯器を備えたバランス釜を撤去して、以前より大きな浴槽を入れることで、実感として広くなったと感じられるリフォームも可能です。(施工例④)
増築して面積を増やす
希望の浴室サイズに合わせて増築するリフォームなら、広くなったことを最も実感できるでしょう。ただし、元の敷地面積にゆとりが必要なことや大がかりな工事で費用もかかることから、誰もが選択できる方法ではありません。(施工例①)
間取りを見直して浴室を広くする
増築や配置変えが難しいケースでも、脱衣所と浴室の仕切り位置を変えるなど、間取りの変更で浴室を広くできることがあります。脱衣所だけでなく建物全体の間取りを見直せば、より自由度の高いリフォームも可能です。ただし大きく変更するほど工事期間が長くなり、リフォーム費用も多く必要です。(施工例②)
新たなユニットバスに入れ替える
既存のユニットバスから新たなユニットバスに入れ替えるだけでも、お風呂の狭さを解消できることがあります。古いタイプのユニットバスはサイズ展開が少なく、実際の浴室空間に対して小さいサイズを採用していることも珍しくありませんでした。
現在はサイズが豊富で、空間に適したユニットバスを選択すれば、これまでよりも広い浴室空間が実現できる可能性があります。(施工例③)
在来浴室をユニットバスにリフォームする
在来浴室とはユニットバス以外のお風呂を指し、家ごとに素材や広さが異なる浴室になります。タイルで施工された在来浴室からユニットバスにリフォームする方法もあります。ただし、既存の空間に合うユニットバスがない場合など、実際の浴室面積が狭くなることもあります。なお、浴槽の横に給湯器を備えたバランス釜を撤去して、以前より大きな浴槽を入れることで、実感として広くなったと感じられるリフォームも可能です。(施工例④)
お風呂の狭さを解消するための工夫
ここでは、浴室面積を変えずに広く感じさせる工夫を紹介します。
●配管設備の見直し
古い浴室は配管スペースが大きくとられているケースがあります。壁裏の配管設備の入れ替えや、省スペースにまとめることで浴室を広げます。
●給湯器(バランス釜)の撤去
浴槽横に給湯器が設置されたバランス釜は、旧式のお風呂に採用されていたものです。撤去してユニットバスにリフォームすることで印象は大きく変わるでしょう。
●壁を薄くする
浴室と脱衣所を仕切る壁を、既存のものより薄くする方法です。ひとまわり大きなユニットバスがあと数センチで設置できるといった場合に有効です。
ほかにも、壁や床、天井の色選びでも印象が大きく変わります。広く開放的なお風呂を目指すなら、白をはじめとする明るい色がおすすめです。
浴槽は長さだけでなく、幅や形状の違いに注目して選びましょう。同じサイズの浴槽でも、形によって広く感じられる場合があります。
床や浴槽のフチに置きっぱなしの物があれば、収納棚を検討しましょう。マグネットタイプの壁が採用されているユニットバスなら、マグネット式の棚やフックがおすすめです。
シャンプーなどは棚へ収納し、掃除用具や洗面器はフックにかければ床が空くだけでなく水切りもできて衛生的です。
浴室内部のリフォームをする
浴室面積はそのままでも、以下の内部リフォームによって空間を広げることができます。●配管設備の見直し
古い浴室は配管スペースが大きくとられているケースがあります。壁裏の配管設備の入れ替えや、省スペースにまとめることで浴室を広げます。
●給湯器(バランス釜)の撤去
浴槽横に給湯器が設置されたバランス釜は、旧式のお風呂に採用されていたものです。撤去してユニットバスにリフォームすることで印象は大きく変わるでしょう。
●壁を薄くする
浴室と脱衣所を仕切る壁を、既存のものより薄くする方法です。ひとまわり大きなユニットバスがあと数センチで設置できるといった場合に有効です。
出窓を設置する
出窓を設置することで浴室に開放感が生まれ、空間を広く見せることができます。また、出窓にすることで採光性が高まり、浴室が明るい雰囲気になることも魅力の一つです。床面積を変えることなく、快適さが増すおすすめの方法です。製品選びにこだわる
製品によっては、同じ浴室面積でもより快適で広く感じられる空間を作れるときがあります。たとえば、より細かいサイズ指定ができる製品を選ぶことで、スペースを無駄なく活用して狭さを解消するなどです。ほかにも、壁や床、天井の色選びでも印象が大きく変わります。広く開放的なお風呂を目指すなら、白をはじめとする明るい色がおすすめです。
浴槽は長さだけでなく、幅や形状の違いに注目して選びましょう。同じサイズの浴槽でも、形によって広く感じられる場合があります。
収納方法を工夫する
シャンプーボトル・石けん・子供のおもちゃなど、お風呂で使う物は意外に多く乱雑になりがちです。浴室を広く見せるには収納の工夫も大切なポイントです。床や浴槽のフチに置きっぱなしの物があれば、収納棚を検討しましょう。マグネットタイプの壁が採用されているユニットバスなら、マグネット式の棚やフックがおすすめです。
シャンプーなどは棚へ収納し、掃除用具や洗面器はフックにかければ床が空くだけでなく水切りもできて衛生的です。
お風呂を広くリフォームする費用の相場
ここからはリフォーム別に、費用の相場を紹介します。実際には、元のお風呂の広さや選択する製品などによって差が生じるため、あくまで目安として参考にしてください。
◇間取りの変更をともなうお風呂リフォーム
間取りの変更も、工事内容によって費用が大きく異なります。お風呂と脱衣所の間仕切り壁の移動など、簡易的なケースでは基本的な工事費と併せて数十万程度です。
住宅全体の間取りを大きく変更し、お風呂の位置を移動する工事では、300万円近くかかることもあります。
ユニットバスは既存のパーツを現場で組み立てて作ります。そのため、作業工程が少なく、他のリフォームに比べて費用を抑えやすい傾向があります。
このリフォームは、ユニットバスの入れ替えリフォームとは異なり、モルタルとタイルで施工された在来浴室を解体する必要があります。そのため、解体や補修などの工事費用が上乗せされます。
増築をともなうお風呂リフォーム
増築をともなうお風呂のリフォームは、多くの費用が必要です。増築面積の広さによって工事費用には大きく差があり、目安として300~400万円程度を想定しておくとよいでしょう。◇間取りの変更をともなうお風呂リフォーム
間取りの変更も、工事内容によって費用が大きく異なります。お風呂と脱衣所の間仕切り壁の移動など、簡易的なケースでは基本的な工事費と併せて数十万程度です。
住宅全体の間取りを大きく変更し、お風呂の位置を移動する工事では、300万円近くかかることもあります。
ユニットバスの入れ替えリフォーム
増築や間取り変更はなく、現在のユニットバスを新たなユニットバスに入れ替えるリフォームなら、相場は90~150万円ほどです。ユニットバスは既存のパーツを現場で組み立てて作ります。そのため、作業工程が少なく、他のリフォームに比べて費用を抑えやすい傾向があります。
在来浴室からユニットバスへ変更するリフォーム
在来浴室からユニットバスへのリフォーム費用は、150~250万円ほどが相場です。このリフォームは、ユニットバスの入れ替えリフォームとは異なり、モルタルとタイルで施工された在来浴室を解体する必要があります。そのため、解体や補修などの工事費用が上乗せされます。
狭いお風呂をリフォームする際の注意点
狭いお風呂のリフォームを検討する際の注意点は4つです。
大切なのは、自己判断せず、早めにリフォーム専門業者へ相談することです。多くの知識と経験をもつプロに相談することで、無理だと思っていた方法が可能なことがあるかもしれません。また、自身では思いつかないプランを提案してくれることもあるでしょう。
ほかにも、構造上の問題からリフォーム方法に制限がかかり、工事の規模が大きくなることもあります。
個人での判断が難しいケースも多いため、リフォーム計画を立てる前の早い段階で専門家へ相談することが大切です。
面倒でもメーカーのショールームに足を運び、実物を見て確認するようにしましょう。カタログだけでは気付けない新たな発見や、より良い提案があるかもしれません。
以下の記事では、リフォーム中の入浴方法や入浴できない期間について詳しく紹介しています。
早めに専門業者に相談する
リフォームでは、必ずしも希望する方法が実現するとは限りません。住宅の状況によってできるリフォーム方法は異なります。大切なのは、自己判断せず、早めにリフォーム専門業者へ相談することです。多くの知識と経験をもつプロに相談することで、無理だと思っていた方法が可能なことがあるかもしれません。また、自身では思いつかないプランを提案してくれることもあるでしょう。
マンションの規約・制約を確認する
マンションの場合、管理規約によってできるリフォームに制限があったり、リフォーム内容に制約があったりすることは珍しくありません。規約によっては希望通りのお風呂リフォームができないケースもあります。ほかにも、構造上の問題からリフォーム方法に制限がかかり、工事の規模が大きくなることもあります。
個人での判断が難しいケースも多いため、リフォーム計画を立てる前の早い段階で専門家へ相談することが大切です。
ショールームに足を運んで実物を確かめる
浴槽のサイズや洗い場の広さなどは、カタログ上の数字だけでイメージするのは難しいものです。実物を確かめずに決めてしまうと、リフォーム後に「思っていたほど狭さが解消されていない」と後悔することにもなりかねません。面倒でもメーカーのショールームに足を運び、実物を見て確認するようにしましょう。カタログだけでは気付けない新たな発見や、より良い提案があるかもしれません。
リフォーム中の入浴方法を考えておく
お風呂のリフォーム中は、自宅で入浴できない期間が発生します。リフォーム計画を立てる際は、工事期間中の入浴方法についても忘れずに考えておきましましょう。以下の記事では、リフォーム中の入浴方法や入浴できない期間について詳しく紹介しています。
お風呂の狭さを解消するリフォームはポラスにお任せください!
お風呂の狭さを解消するリフォームは、増築をともなう大規模リフォームから、浴室面積を増やさずに広さを実感できる工夫までさまざまです。
浴槽や洗い場の広さなど、どこが狭いと感じるかで最適なリフォーム内容も変わります。快適と感じる広さも人によって違うため、それぞれに合ったリフォーム方法を選ぶことが大切です。
お風呂のリフォームを計画する際のポイントは、まず早めに専門業者へ相談することです。リフォーム内容によっては希望する方法が不可能な場合もあるため、自己判断せず経験と知識が豊富なプロの意見を聞いてみましょう。場合によっては、より良いリフォームプランの提案を受けられるかもしれません。
ポラスは、お風呂をはじめ住宅全体のリフォームが可能な「住宅のプロ」です。狭さの解消のほか、さまざまな悩みを解消するためのリフォームサービスを提供しています。
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以下のページでは、ポラスが実際に手がけたお風呂リフォームの施工例や取り扱い製品、よくある質問を紹介しています。
浴槽や洗い場の広さなど、どこが狭いと感じるかで最適なリフォーム内容も変わります。快適と感じる広さも人によって違うため、それぞれに合ったリフォーム方法を選ぶことが大切です。
お風呂のリフォームを計画する際のポイントは、まず早めに専門業者へ相談することです。リフォーム内容によっては希望する方法が不可能な場合もあるため、自己判断せず経験と知識が豊富なプロの意見を聞いてみましょう。場合によっては、より良いリフォームプランの提案を受けられるかもしれません。
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