Vol.121
更新日:2024.04.26
気になる窓リフォームの補助金制度
申請方法や利用する際のポイントとは?
省エネ・断熱
- 補助金
- 断熱
- リフォーム
目次
窓リフォームに利用できる補助金制度
まずは窓リフォームが対象となっている補助金制度を、国・地方自治体に分けて紹介します。
なお、本コラムは「先進的窓リノベ2024事業」の情報に基づき作成しております。
※2024年4月24日の情報になり、情勢により内容が変更となる場合がございます。
その際は環境省の公式ホームページをご確認ください。
(出典:環境省「先進的窓リノベ2024事業【公式】」)
防犯性・騒音防止力・防災性の高い窓へ設置・交換するリフォームも補助されます。
(出典:国土交通省「子育てエコホーム支援事業【公式】」)
上記、2つの制度は似ていますが、子育てエコホーム支援事業は、住宅の窓等の断熱性能向上や住宅設備機器の省エネ性能向上を目的とした補助事業になり、
先進的窓リノベ2024事業は、子育てエコホーム支援事業よりもより高い住宅の窓等の断熱性能向上を目的とした補助事業になります。
国による同種の補助事業ではありますが、補助額や補助額上限も子育てエコホーム支援事業よりも先進的窓リノベ2024事業のほうが高く設定されていますので、
まずは先進的窓リノベ2024事業に該当しているかを確認してみましょう。
なお、本コラムは「先進的窓リノベ2024事業」の情報に基づき作成しております。
※2024年4月24日の情報になり、情勢により内容が変更となる場合がございます。
その際は環境省の公式ホームページをご確認ください。
国の補助金制度
窓リフォームの利用が可能な国の補助金制度は2つあります。●先進的窓リノベ2024事業
先進的窓リノベ2024事業は、「住宅省エネ2024キャンペーン」と呼ばれる国土交通省・経済産業省・環境省の連携で行なわれている補助金制度の一つで既存住宅の窓・ドアを省エネ効果の高いものに改修する費用に対して、補助金がもらえる制度です。(出典:環境省「先進的窓リノベ2024事業【公式】」)
●子育てエコホーム支援事業
子育てエコホーム支援事業も「住宅省エネ2024キャンペーン」の一つで、窓リフォームでは、窓ガラスや内窓・外窓、ドアを断熱性の優れた製品へ設置・交換する工事が対象です。防犯性・騒音防止力・防災性の高い窓へ設置・交換するリフォームも補助されます。
(出典:国土交通省「子育てエコホーム支援事業【公式】」)
上記、2つの制度は似ていますが、子育てエコホーム支援事業は、住宅の窓等の断熱性能向上や住宅設備機器の省エネ性能向上を目的とした補助事業になり、
先進的窓リノベ2024事業は、子育てエコホーム支援事業よりもより高い住宅の窓等の断熱性能向上を目的とした補助事業になります。
国による同種の補助事業ではありますが、補助額や補助額上限も子育てエコホーム支援事業よりも先進的窓リノベ2024事業のほうが高く設定されていますので、
まずは先進的窓リノベ2024事業に該当しているかを確認してみましょう。
先進的窓リノベ2024事業とは?
先進的窓リノベ2024事業について詳しく解説します。
●工事着手期間:2023年11月2日~2024年12月31日までに工事に着手するもの
●交付申請期間:2024年3月29日~予算上限に達するまで(遅くとも2024年12月31日)
締切は予算上限に応じて公表されます。また、集合住宅の一括申請(集合住宅での複数戸の交付申請を一括で行なうもの)は、5月中に申請受付を開始する予定です。
1. 窓リノベ事業者と工事請負契約を締結し、窓リフォーム工事を行なうこと
2. 窓リフォーム工事を行なう住宅の所有者等であること
1の窓リノベ事業者とは、事務局に登録された施工業者等のことです。
補助対象者の代わりに交付申請手続きや補助金の交付を受け、その後補助対象者に補助金を還元します。
また、2の住宅の所有者等とは以下を指します。
●住宅を所有する個人またはその家族
●住宅を所有し賃貸に供する個人または法人
●賃借人
●集合住宅等の管理組合や管理組合法人
既存住宅とは、リフォーム工事の契約日の時点で建築から1年経過した住宅、または以前に人が居住したことのある住宅(現在も居住中のものを含む)を指します。
戸建てや集合住宅など、形態に関係なく対象となります。
熱貫流率(Uw)とは、部材(窓・サッシなど)の外側と内側の熱の伝わりやすさを表しています。
制度の目的
断熱窓への改修で既存住宅の省エネ化を促し、エネルギー費用の負担軽減や、健康で快適な生活の実現、家庭からのCO₂排出削減を目指します。対象期間
●工事着手期間:2023年11月2日~2024年12月31日までに工事に着手するもの
●交付申請期間:2024年3月29日~予算上限に達するまで(遅くとも2024年12月31日)
締切は予算上限に応じて公表されます。また、集合住宅の一括申請(集合住宅での複数戸の交付申請を一括で行なうもの)は、5月中に申請受付を開始する予定です。
対象者
補助対象者となるのは、下記の2点を満たす方です。1. 窓リノベ事業者と工事請負契約を締結し、窓リフォーム工事を行なうこと
2. 窓リフォーム工事を行なう住宅の所有者等であること
1の窓リノベ事業者とは、事務局に登録された施工業者等のことです。
補助対象者の代わりに交付申請手続きや補助金の交付を受け、その後補助対象者に補助金を還元します。
また、2の住宅の所有者等とは以下を指します。
●住宅を所有する個人またはその家族
●住宅を所有し賃貸に供する個人または法人
●賃借人
●集合住宅等の管理組合や管理組合法人
対象の住宅タイプ
補助対象となる住宅のタイプは「既存住宅」です。既存住宅とは、リフォーム工事の契約日の時点で建築から1年経過した住宅、または以前に人が居住したことのある住宅(現在も居住中のものを含む)を指します。
戸建てや集合住宅など、形態に関係なく対象となります。
対象工事
対象住宅の種類に応じて、熱貫流率(Uw)の基準を満たすものが補助金の交付の対象となります。熱貫流率(Uw)とは、部材(窓・サッシなど)の外側と内側の熱の伝わりやすさを表しています。
先進的窓リノベ2024事業の補助金の金額
同制度では、対象住宅の種類や窓の性能、サイズによって、窓1箇所ごとの補助額に違いがあります。
補助金の上限額や工事ごとの補助額を紹介します。
1申請当たりの合計補助額が5万円未満になる場合は申請できません。
ただし、ドアのガラスの交換のみを行なう改修は対象外です。
補助金の上限額や工事ごとの補助額を紹介します。
補助金の上限額
1戸当たりの補助金の上限額は200万円です。1申請当たりの合計補助額が5万円未満になる場合は申請できません。
ガラス交換の補助額
ガラス交換の補助額は、既存窓枠を利用した窓ガラス交換の際に、交換するガラスの枚数に応じて算出されます。ただし、ドアのガラスの交換のみを行なう改修は対象外です。
内窓設置の補助額
内窓設置とは、既存窓の内側に新たに窓を設けるか、新しい内窓に交換する工事です。外窓交換(カバー工法)の補助額
外窓交換(カバー工法)は、既存窓枠の上から新しい窓枠をかぶせて取り付け、複層ガラスなどに交換する工事です。外窓交換(はつり工法)の補助額
外窓交換(はつり工法)は、新たな窓枠を取り付け、複層ガラスなどに交換する工事です。先進的窓リノベ2024事業の申請方法
先進的窓リノベ2024事業を利用する際の流れ
まずは窓リフォームで先進的窓リノベ2024事業を利用する際の一般的な流れは、以下のとおりです。なお、先進的窓リノベ2024事業の申請は、登録事業者が行ないます。
1. 登録事業者への問い合わせ
2. 工事請負契約等の締結
3. 工事の完了
4. 補助金の交付申請
5. 補助金の交付
まずは、登録事業者に窓リフォームについての問い合わせを行ないましょう。
登録事業者の工事内容・代金などの説明に納得したら工事請負契約等を締結、窓リフォーム工事が始まります。
工事完了後、登録事業者が補助金の交付申請を行ないます。
申請には工事内容を証明する書類や写真などが必要です。
補助金の交付が決定すると、所定の請求手続きを経て登録事業者に補助金が支払われます。
補助金は、窓リフォーム工事を担当した登録事業者から住宅所有者等に還元されます。
還元方法については登録事業者と住宅所有者等で事前に確認しておきましょう。
交付申請の受付期間は2024年3月29日~2024年11月30日までです。
ただし、予算の執行状況により、交付申請の受付が終了した場合、同日で終了します。
工事完了前、交付申請前に行なえる「交付申請の予約」があります。
交付申請の予約とは、交付申請前に交付申請額を予め確保(予約)するための任意の仕組みになります。
工事着手後から交付申請までの期間で申請可能ですが、
予約申請後3ヶ月以内または2024年12月31日までのいずれか早い日までに交付申請を行なわないと予約が無効になってしまうため注意が必要です。
窓リフォームで補助金を利用する際のポイント
先進的窓リノベ2024事業の補助金制度を利用して窓リフォームを行なう際に、押さえておきたいポイントをいくつか紹介します。
制度の手続きや補助金の還元は、「窓リノベ事業者」として事務局に登録された登録事業者が行なうためで、住宅の所有者等が補助金の申請を自分で行なうことはできません。
補助金を利用した窓リフォームを確実に実施するには、工事を依頼する施工業者が登録事業者であるかどうかを、契約前に確認することが大切です。
また、補助金の申請をスムーズに進めるには、申請の実績が豊富にある登録事業者を選ぶとよいでしょう。
例えば、複数の部屋の窓を順次リフォームする際には、予算の関係で一度にすべての部屋の窓を交換するのは難しいかもしれません。
そこで、最初の申請ではリビングとダイニングの窓(補助金100万円)、2回目の申請では寝室と子ども部屋の窓(補助金100万円)というように、各部屋の窓リフォームを順次行なうことができます。
ただし、複数回に分けて申請する場合でも、その都度要件を満たす必要がある点には注意しましょう。
同制度には予算が組まれているため、予算額に到達すると受付は終了となります。
期間内であっても受付が終了する可能性がある点に注意し、計画的に窓リフォームを進めることが大切です。
補助金を受けるには断熱性能の基準を満たしたドアに取り換える必要があり、故障やバリアフリー化を目的としたドア交換・部品交換も対象外となっています。
登録事業者への依頼を要する
同制度を利用して窓リフォームを行なうには、先述のとおり登録事業者に工事を依頼する必要があります。制度の手続きや補助金の還元は、「窓リノベ事業者」として事務局に登録された登録事業者が行なうためで、住宅の所有者等が補助金の申請を自分で行なうことはできません。
補助金を利用した窓リフォームを確実に実施するには、工事を依頼する施工業者が登録事業者であるかどうかを、契約前に確認することが大切です。
また、補助金の申請をスムーズに進めるには、申請の実績が豊富にある登録事業者を選ぶとよいでしょう。
上限額以内なら複数申請を行なえる
1戸当たりの補助金の上限額は200万円であるため、上限額に達するまでは複数回の申請が可能です。例えば、複数の部屋の窓を順次リフォームする際には、予算の関係で一度にすべての部屋の窓を交換するのは難しいかもしれません。
そこで、最初の申請ではリビングとダイニングの窓(補助金100万円)、2回目の申請では寝室と子ども部屋の窓(補助金100万円)というように、各部屋の窓リフォームを順次行なうことができます。
ただし、複数回に分けて申請する場合でも、その都度要件を満たす必要がある点には注意しましょう。
期間内でも受付が終了する場合もある
先述のとおり、先進的窓リノベ2024事業の交付申請受付期間は「2024年3月29日~予算上限に達するまで(遅くとも2024年12月31日)」です。同制度には予算が組まれているため、予算額に到達すると受付は終了となります。
期間内であっても受付が終了する可能性がある点に注意し、計画的に窓リフォームを進めることが大切です。
ドアのみのリフォームは対象とならない
先進的窓リノベ2024事業においては、玄関ドアや勝手口ドアなどの断熱改修も補助対象となっています。ただし、制度のおもな対象はあくまでも窓であるため、ドアの取り換えだけでは補助金の申請ができません。補助金を受けるには断熱性能の基準を満たしたドアに取り換える必要があり、故障やバリアフリー化を目的としたドア交換・部品交換も対象外となっています。
補助金を活用した窓リフォームはポラスにご相談ください
窓リフォームへの活用が可能な補助金制度には、国や自治体が実施しているさまざまな制度があります。
そのなかでも、先進的窓リノベ2024事業は特に注目したい制度です。
この制度では1戸当たり最大200万円の補助額を設けており、複数回の申請も可能です。
先進的窓リノベ2024事業を活用するには、登録事業者である施工業者に窓リフォームの工事を依頼し、窓の断熱改修などの対象工事を行なう必要があります。
ポラスでは、バリエーション豊かなリフォーム事例を数多く手がけてきた経験を活かし、お客様のライフスタイルやニーズに合わせた空間設計から構造設計、アフターフォローまでをトータルにサポートいたします。
補助金の活用にも豊富な実績とノウハウがあるため、「窓をお得にリフォームしたい」「窓をリフォームして快適な暮らしを実現したい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
そのなかでも、先進的窓リノベ2024事業は特に注目したい制度です。
この制度では1戸当たり最大200万円の補助額を設けており、複数回の申請も可能です。
先進的窓リノベ2024事業を活用するには、登録事業者である施工業者に窓リフォームの工事を依頼し、窓の断熱改修などの対象工事を行なう必要があります。
ポラスでは、バリエーション豊かなリフォーム事例を数多く手がけてきた経験を活かし、お客様のライフスタイルやニーズに合わせた空間設計から構造設計、アフターフォローまでをトータルにサポートいたします。
補助金の活用にも豊富な実績とノウハウがあるため、「窓をお得にリフォームしたい」「窓をリフォームして快適な暮らしを実現したい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。