Vol.73

更新日:2021.05.10

遮熱塗料で涼しく、省エネ!
屋根の塗替えで太陽の熱をカットしよう

省エネ・断熱

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雨の多い季節の前にすませたい屋根の塗り替え

晴れる日の多い春が過ぎると、やがては梅雨入り。夏を迎えれば集中豪雨や台風も頻発するので、屋根の塗り替えは早めにすませておきたいものです。日本瓦以外の、スレート、金属、セメント瓦などの屋根材は、表面に塗膜が形成されていることをご存知でしょうか。紫外線や風雨、熱などにさらされることで、7年〜15年ほど経つと表面を保護する機能が落ちてしまい、塗り替えが必要になります。あなたのお家の屋根は、今、何年目ですか?
塗替えを頼むときは、ぜひ塗料の「機能性」も含めて幅広く検討してみてください。一口に塗料といっても、シリコン系やフッ素系など多種類あり、それぞれに特徴があります。中でも今回おすすめしたいのは、「遮熱塗料」を使った塗り替えです。

屋根面で熱をカットして部屋の暑さを和らげられる

遮熱塗料とは、文字通り屋根表面で太陽の熱を遮ることができる塗料。結果的に室内の温度上昇を抑えられることが最大のメリットです。夏の日中、エアコンをかけてもなかなか涼しさを感じられないといった建物では、屋根面で熱をカットすればその分室内が涼しくなり、エアコンの設定温度を下げても快適に過ごせるとともに、省エネ効果で電気代の節約にも繋がります。

断熱塗料とは違い、夏に焦点を絞った利用価値

遮熱塗料とは別に「断熱塗料」というものもあります。こちらは発生した熱の伝導を抑えるもので、遮熱塗料とは役割が違います。遮熱塗料は特に夏の昼間、太陽光の熱を遮断する目的で使われます。遮熱塗料の効果を強く感じられるケースは、屋根裏の断熱材が薄く、屋根からの熱射が室内で強く感じられる建物。逆に厚い屋根断熱がほどこされている場合は、あまり効果を感じることができません。

反射させるのは太陽光の中の「近赤外線」

遮熱塗料は正式には「高日射反射率塗料」というもので、熱を発する「近赤外線」を高い割合で反射します。太陽の光には幅広い領域がありますが、近赤外線は全太陽光の50%以上を占め、物質に吸収されて熱を生みます。これを跳ね返すことで、温度を下げることができるのです。
遮熱塗料を用いた場合、一般塗料よりも表面温度が15〜20℃低くなるようです(※複数のネット情報を総合しました)。温度上昇が抑えられることで屋根材のもちも良くなり、寿命を伸ばす効果が期待できるので一石二鳥です。
 

暗い色より明るめの色のほうが遮熱効果大

遮熱塗料は、色(明度)によって得られる効果が変わるという点には、注意が必要です。例えば黒よりグレーのほうが、より効果が出るなど、明度が高いほうが反射率は高くなります。色と日射反射率の関係性は、塗料のパンフレットなどに記載されているので、色を決める際にチェックしてみて。
また、遮熱塗料には汚れが付着すると効果が落ちるという特徴もあるので、低汚染性が付加された商品を選べば遮熱性が長持ちします。特に、幹線道路の近くなど、汚れやすい場所にある住宅では低汚染性があるといいかもしれません。

キャンペーン利用で賢く塗料をグレードアップ

遮熱塗料を選ぶと、普通の塗料より費用が上がってしまうのがデメリットなので、リフォーム会社のキャンペーンなどを利用できないか、調べてみて。今、ポラスでは無料で遮熱塗料へのグレードアップをしてもらえるキャンペーンを実施中です。これは体感すまいフェア・リフォームキャンペーンの第一弾で、期間は2021年6月20日までとなっています。さらに、初回オンライン商談からの成約で3%(最大5万円)の割引を受けられるという嬉しい特典も。遮熱塗料による屋根を塗り替えを低コストで行って、この夏を快適・省エネに過ごしてください。