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更新日:2025.07.08

お風呂リフォームでおすすめのメーカー9選!
後悔しないためのポイント、工事工程なども詳しく解説

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お風呂リフォームでおすすめのメーカー9選!後悔しないためのポイント、工事工程なども詳しく解説

老朽化したお風呂でも、リフォームをすると快適でリラックスできる空間に生まれ変わります。しかしいざお風呂のリフォームを検討するにあたり、「いつが最適なタイミングなのか」「どのメーカーを選べばよいのか」などとお悩みの方もいるのではないでしょうか。
 
そこで本記事では、お風呂リフォームに適したタイミングや失敗しないために確認しておきたい事項、おすすめの商品、工事の流れ、注意点などを解説します。満足度の高いお風呂のリフォームを実現させるためのチェックリストもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

お風呂リフォームのタイミングと目的

「お風呂が壊れているわけではないからリフォームはまだ早いのでは」と迷っている方も多いのではないでしょうか。たしかに、お風呂の見た目や機能に問題がないと、なかなかリフォームに踏み切れないものです。
 
ただし、これからご紹介するようなサインや目的がある場合は、リフォームを検討する良いタイミングです。
 

経年劣化による老朽化とカビの発生

経年劣化による浴槽や壁・床のひび割れ、落ちないカビが発生しているときは、お風呂のリフォームに適したタイミングです。また、床や壁、浴槽のつなぎ目を埋めるコーキングが劣化してひび割れているときも、リフォームを検討すると良いでしょう。ひび割れを放置して、そこから水が入り込むと、腐食や水漏れを引き起こす恐れがあります。
 
一般的に、お風呂のリフォームに適したタイミングの目安は、使用開始から15~20年程度といわれています。一概にはいえませんが、築15~20年ほどたっているのなら、リフォームを検討する時期といえるでしょう。ちなみに、設備交換の目安の一つに耐用年数があります。水栓金具や浴室暖房乾燥機などの設備機器の耐用年数は約10年といわれています。
 

断熱性・衛生面の改善

「断熱性や衛生面を改善したい」という目的があるときも、お風呂のリフォームを検討するタイミングの一つです。
 
築年数が古い家屋の浴室や脱衣室は現代の家屋と比べて断熱性能が低く、冬場に寒さを感じやすい傾向にあります。ヒートショックのリスクが高いため、安全性を考えてリフォームする方は少なくありません。最新のユニットバスは従来よりも断熱性が大幅にアップしており、浴室暖房を利用することで寒さを感じにくくなり、快適なバスタイムを楽しめます。
 
また、古い浴室はカビや汚れが付着しやすく、掃除に手間がかかりやすい点もデメリットです。しかし近年のユニットバスは防カビ・防汚性能に優れているので、リフォームすることで、掃除がかなり楽になるでしょう。
 

ライフスタイルや家族構成の変化に対応

ライフスタイルや家族構成の変化への対応も、お風呂のリフォームを検討するタイミングといえます。
 
例えば、ご家族に高齢の方や介護が必要な方がいる場合は、段差の解消や手すりの設置など、バリアフリー機能のある浴室へのリフォームがおすすめです。滑りにくい床材にすることで、さらに安全性を高められます。また、小さなお子さんがいて、育児や家事に時間が取られるご家庭なら、掃除のしやすさや安全性を考慮した浴室設計が欠かせません。
 
加えて、家族が増えたり減ったりした場合に浴室の広さや機能の見直しを検討すると、快適な暮らしやスペースの有効活用につながるでしょう。

お風呂リフォームで失敗しないための確認事項

お風呂のリフォームをしたものの、「思っていた仕上がりと違う」「使い勝手が悪くなった」など、後悔する方も少なくありません。
 
リフォームにかかるコストや手間を無駄にしないためにも、お風呂リフォームの失敗を防ぐ確認事項を把握しておきましょう。
 

ユニットバスと在来工法を検討する

お風呂リフォームで失敗しないためには、ユニットバスと在来工法の浴室を比較・検討することが大切です。
 
ユニットバスはシステムバスとも呼ばれ、工場生産されたパーツを現場で組み立てる工法を指します。断熱性や防水性に優れている点が特徴です。また、目地がないタイプが多いので、タイルと比べると汚れがたまりにくい傾向にあります。1週間程度の短い工期で完成する、価格のバリエーションが豊富なところも利点です。
 
掃除のしやすさや快適性を求める方は、ユニットバスを選ぶとよいでしょう。
 
一方、在来工法とは浴室をオーダーメイドする工法のことです。現場で壁や床を作り、防水加工などを施します。素材やサイズなど設計の自由度が高いので、自分好みの浴室に仕上げられます。ヒノキや大理石といった素材を選ぶことも可能です。ただし、ユニットバスと比較すると工期は2週間以上かかることもあり、コストも高くなる傾向です。また、使用する素材などによって、断熱性や防水性が左右されることがあります。
 

機能面を確認する 

お風呂リフォームを成功させるには、機能面の確認も大切です。具体的には断熱性能や換気性能、バリアフリーデザインなどを確認するとよいでしょう。
 
断熱性能の高い浴室は、冬場のヒートショック対策に効果的です。また、24時間換気機能や浴室暖房乾燥機を導入すると、入浴後の浴室内に湿度がこもるのを防げるので、カビ対策につながります。
 
バリアフリーデザインは、段差の解消、手すりの設置、滑りにくい床材への変更などが中心です。小さなお子さんや高齢の方がいるご家庭はもちろん、将来を考えてバリアフリー化を視野に入れておくとよいでしょう。
 

費用と相場を確認する

費用と相場を確認し、予算内でリフォームを行なうことも重要です。
 
ユニットバスへのリフォームの相場は、80~150万円程度といわれています。一方、在来工法の浴室の相場は90万~400万円です。
 
同じ工法でも、浴室の広さやグレード、オプションの有無などによって、料金は大きく変わってきます。後悔のないリフォームをするには、複数社から見積もりをもらって、比較することが大切です。
 
なお、自治体によってはバリアフリー化や省エネを目的としたリフォームに対して、補助金が支給される場合があります。事前に自治体の制度をチェックしておきましょう。
 
2025年7月現在、国土交通省・経済産業省・環境省は、補助金により住宅の省エネリフォームを支援する「住宅省エネ2025キャンペーン」を実施しています。お風呂のリフォームの内容によっては、このキャンペーンを利用することも可能です。
 
創業55年以上の実績があり、多くのリフォームを手がけてきたポラスでは、活用できる補助金制度のアドバイスや、申請のサポートなども行なっています。お風呂のリフォームを検討している方は、お気軽にご相談ください。

人気が高いおすすめメーカー商品9選①

ユニットバスの場合、各メーカーがさまざまな商品を展開しているため、浴室選びに迷ってしまうかもしれません。ここからは、人気が高いメーカーの商品を厳選してご紹介します。
 

TOTO「シンラ」

「シンラ」は、リゾートスパのような上質かつ快適なバスタイムを演出するTOTOの最上位モデルです。
 
人間工学に基づいて設計された浴槽や、肩と腰を同時にお湯で温める「楽湯」機能により癒しの時間を過ごせます。また、断熱構造の「魔法びん浴槽」を採用いているためお湯が冷めにくく、追い焚きの頻度を減らせる点もポイントです。
 
W断熱構造で冬でも冷たさを感じにくく、クッション性のある「お掃除ラクラクほっカラリ床」を採用している点も特徴です。
 

TOTO「サザナ」

「サザナ」は、コストパフォーマンスに優れたTOTOの中価格帯モデルです。
 
掃除がしやすく冷たさを感じにくい「お掃除ラクラクほっカラリ床」や、人間工学に基づいて設計された4点支持の「ゆるリラ浴槽」を採用し、お手入れの楽さにも入浴の快適さにも優れています。断熱構造の「魔法びん浴槽」で、お湯の温度を長時間保てることもポイントです。
 

LIXIL「スパージュ」

LIXILの「スパージュ」は、全身だけでなく心も癒されるシステムバスです。
 
肩から首にかけてお湯を流す「アクアフィール(肩湯)」、スパリゾートのような打たせ湯を再現した「アクアタワー」など、疲れをほぐす独自のSリラックステクノロジーを搭載しています。
 
また、グッドデザイン賞をはじめとした国内外のデザイン賞を受賞しており、機能性だけでなく美しさも際立つ商品です。
 

LIXIL「リデア」

LIXILの「リデア」は、機能性と快適さのバランスに優れた商品です。
 
手すりと収納を兼ね備えた「スマートエスコートバー」を取り付けることにより、安全性と利便性の両立を実現しています。また、汚れが付きにくい「キレイサーモフロア」は水はけが良く、滑りにくい点が特徴です。
 
加えて、ウルトラファインバブルを含んだミストを吐水する「エコアクアシャワーSPA」により、節水しながら心地良いシャワータイムを楽しめます。
 

タカラスタンダード「プレデンシア」

 
タカラスタンダード「プレデンシア」は、贅沢なバスタイムを作り出す高級感漂う商品です。
 
日本古来の製法を応用し、熟練の職人により作られた「鋳物ホーロー浴槽」は蓄熱性に優れ、お湯が冷めにくい点が特徴です。壁には汚れや傷が付きにくい「ホーロークリーン浴室パネル」を採用しているため、お手入れの手間を減らしながら、清潔感のある浴室を維持できます。
 
また、「耐震システムバス」は震度6強相当の地震にも耐えられるため、万が一のときにも安心です。

人気が高いおすすめメーカー商品9選②

タカラスタンダード「グランスパ」

タカラスタンダードの「グランスパ」は、手の届きやすい価格帯でありながら、多機能な商品です。
 
汚れが付きにくい「ホーロークリーン浴室」や、耐久性に優れた「キープクリーン浴槽」を採用しており、清潔な浴室で快適な入浴を楽しめます。カラーとデザインのバリエーションが豊富で、お好みに合った浴室空間に仕上げられるところも特徴です。
 

Panasonic「オフローラ」

スタリッシュなデザイン性が人気のPanasonic「オフローラ」は、清掃性と快適性に優れています。
 
汚れが付きにくい有機ガラス系素材製の「スゴピカ浴槽」「スゴピカカウンター」 、床の隅に目地のない「スミピカフロア」を採用し、お掃除の手間を軽減できる点が特徴です。また、マイクロバブルで肌をじんわり温める「酸素美泡湯」は、保湿効果も期待できます。
 

ハウステック「ルクレ」

快適性・清掃性・安全性のすべてを重視したいなら、ハウステックの「ルクレ」がおすすめです。
 
「温クリンフロア」は、微細な空気層を含む特殊素材により、冬場でも足もとが冷たく感じにくい点が特徴です。さらに、汚れを落としやすいため、お手入れの手間がかかりません。また、汚れが付きにくい素材の「キラクリン浴槽」や、抗菌作用を持つ「除菌楽すてヘアキャッチャー」によって、排水口周りを清潔な状態にキープできます。
 
加えて、特殊な「クリン軟水」がカビの栄養源となる石けんカスの発生を抑えるため、きれいな状態が長続きし、心地良いバスタイムを楽しめます。
 

クリナップ「セレヴィア」

クリナップ「セレヴィア」は、高いデザイン性と機能性を兼ね備えた商品です。
 
浴室をまるごと保温する設計に加え、高断熱浴槽を採用することにより、4時間後の温度低下を2.5度以内に抑えられます。また、従来のシーリング材よりもカビの発生に強いパッキンを浴室全体に施しているので、清潔な浴室を維持しやすい点も特徴です。
 
気分や気温に応じて2つの入浴姿勢が楽しめる「デュアルフィット浴槽」は、ジェットバスも使用できます。

お風呂リフォームの工事の流れと注意点(在来工法→ユニットバス)

ここからは、在来工法からユニットバスにリフォームする際の工事の一般的な流れと注意点を解説します。
 

お風呂リフォーム工事の契約までの流れ

リフォーム会社に相談すると、まず現地で浴室の状況やサイズ、構造などの詳細確認が行なわれます。
 
後悔のないリフォームを実現するには、ライフスタイルや家族構成、求める機能、理想のデザイン、予算などを細かく伝えることが大切です。特に小さなお子さんや高齢の方がいるご家庭は、バリアフリー対応など安全性に関する希望を明確に伝えましょう。
 
現地調査後には調査結果と依頼主の希望を踏まえてリフォーム会社からおすすめの商品が提案されるので、住宅設備メーカーのショールームに足を運び、自分の目で商品を確認しましょう。このとき、ショールームで商品プランを作成してもらいます。その後、リフォーム会社からプランと見積もりが提示される流れです。
 
リフォーム会社を決めるときには複数のプランを比較し、納得できる提案をしてくれた1社と契約することがポイントです。
 

着工から設置の流れ

在来工法の浴室からユニットバスへとリフォームする際の一般的な工事の流れは以下のとおりです。
 
  1. 1.養生作業
  2. 2.解体作業
  3. 3.給排水工事
  4. 4.電気配線工事
  5. 5.土間基礎工事
  6. 6.搬入・組み立て
  7. 7.大工工事・内装工事
 
工事の完了後には試運転を行ない、問題がなければ引き渡しとなります。一般的な工事期間は約1週間です。ユニットバスのみを入れ替える場合は、3~4日程度で完了することがほとんどです。
 

工事中の注意点

お風呂のリフォーム工事には、解体作業など大きな音が発生する作業があります。実施する工事で大きな音が出る可能性がある場合は、近隣トラブルにならないよう、ご近所に事前に挨拶をしておきましょう。
 
配管工事を実施する際は一時的に水道が使用できなくなることがあるため、使用不可の時間を確認しておくと安心です。また、工事期間中は浴室を使用できないので、近隣の銭湯などを利用しましょう。
 
工事開始後、配管の劣化やシロアリ被害などが判明した場合、追加工事が必要になることがあります。工期が長引いたり、費用が発生したりするケースもあるため、契約前にその場合の対応を確認しておくと安心です。

お風呂リフォームを成功させるためのチェックリスト

最後にお風呂リフォームを成功させるためのチェックリストをご紹介します。
 

リフォームの目的を明確にする

満足のいくお風呂リフォームにするには、事前にリフォームの目的を明確にすることが必要です。
 
老朽化や快適性の改善、安全性の向上など、各家庭によってリフォームの目的は異なります。目的を明確にすることで、ご家庭に合った製品や機能を選びやすくなります。
 
浴槽や壁・床のひび割れやカビの発生、排水の流れにくさなどは、劣化の代表的なサインです。劣化によるトラブルを避けたいなら日頃から意識し、不具合を見つけた段階でリフォームを検討しましょう。
 
冬場の寒さが気になる方や、ヒートショック対策をしたい方は、断熱性が高い商品を選ぶのがおすすめです。小さなお子さんや高齢の方がいるご家庭は、バリアフリー設計の商品を選びましょう。転倒リスクの軽減や入浴介助のしやすさにつながります。
 
ライフスタイルなどに応じて、浴室暖房乾燥機や自動洗浄機能など便利な機能の追加も検討しましょう。
 

工事前に確認すべきポイントを理解しておく

工事前に確認すべきポイントを理解しておくことで、工事中の生活への影響をできる限り抑えられます。
 
前述したとおり、工事期間は、在来工法の浴室からユニットバスへ変更する場合で約1週間、ユニットバスのみを入れ替える場合で3~4日程度です。この間、お風呂が使用できず、ほかの箇所でも一時的に水道が止まることがあるので、前もって入浴手段を確保するなどの準備をしておきましょう。
 
また前述のとおり、トラブルを未然に防ぐには近隣の方に事前に挨拶し、工事内容や期間を説明する配慮も大切です。
 
マンションの場合は、事前に管理組合への工事申請が必要なケースも多くあります。共用部分のルールなどもあらためて確認し、周囲に配慮して工事を進めましょう。
 

信頼できる施工会社を選ぶ

お風呂リフォームを成功させるには、信頼できる施工会社を選ぶことも重要です。
 
まずは、ホームページや取り寄せた資料などでこれまでの実績や施工事例などを確認しましょう。そのうえで、自分が希望するお風呂リフォームに関する実績が豊富な会社に依頼すると、より満足度の高い仕上がりになります。
 
また、以下のポイントも施工会社選びで押さえておきたいポイントです。
 
  • ・自社施工か
  • ・担当者の対応に問題はないか
  • ・地域の特徴(文化や環境)を熟知しているか
  • ・アフターサービスがあるか
  • ・保証内容が充実しているか
 
埼玉・千葉・東京エリアでリフォーム工事を手がけているポラスは、「安心の一貫施工体制」「地域密着型経営」「独自の品質追求」が特徴です。お風呂のリフォームにも豊富な実績があり、多くのお客さまからご満足の声をいただいています。充実した保証制度など、きめ細やかなアフターフォローにより、安心で快適なバスタイムを末長くサポートします。

まとめ

お風呂のリフォームで後悔しないためには、リフォームの目的を明確にし、ご家庭に最適な工法や商品、機能を選ぶことが大切です。リフォーム内容に満足できるかどうかは、施工会社選びにかかっています。本記事でご紹介したポイントを参考に、複数の施工会社を比較して信頼できる会社に依頼しましょう。
 
リフォーム事業において埼玉県内13年連続売上高ナンバーワンの実績を持っているポラスなら、さまざまなお風呂リフォームの提案が可能です。あなたの目的やご要望に合ったプランをご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。