知っておくと役に立つ最近のリフォーム事情をよく知る連載コラム

このコラムは、埼玉・千葉・東京を施工エリアとするポラスグループのリフォーム専門サイトによるものです。リフォームをお考えの方は、ぜひご検討ください。

Vol.123
キッチンリフォームの期間や流れは?
工期の短縮方法と注意点も解説

【施工内容別】キッチンリフォームにかかる期間

キッチンのリフォームは、施工する範囲によって次の3パターンに分けられます。ここでは、それぞれのリフォームの具体的な内容と、おおよその施工期間を見ていきましょう。

◇一部設備のみを交換するキッチンリフォーム
キッチンの一部設備のみを交換するリフォームは、工期が最も短く済みます。
交換設備の例は、レンジフードやビルトインコンロ、IHクッキングヒーター、食洗機、水栓などです。
ガス台からIHにしたい、新たに食洗機を取り付けたいなどの場合、このパターンのリフォームになるでしょう。
リフォームの工期はおおむね1日で、工事内容によっては数時間で終わる場合もあります。

◇内装工事を含むキッチンリフォーム
キッチン全体を取り替える場合、壁紙や床材の張り替えなども必要になるのが一般的です。
特に古いシステムキッチンは、天板の高さが低く収納も少ないため、使いにくさを感じてキッチン全体を取り替える方が多くいます。
内装工事を含むキッチンリフォームにかかる工期は、1週間~10日程度です。工事内容が少なければ5日程度で終わることもあります。
床板や壁紙の張替え面積が増えるほど、工期が長くなる可能性があります。

◇レイアウト変更を含むキッチンリフォーム
最も工期が長いものが、キッチンの位置変更を含むリフォームです。
壁付けだったキッチンを、対面式キッチンやアイランドキッチンにするなどのリフォームが挙げられます。
リフォームの工期は2~3週間程度です。工事内容によって工期は大きく変動し、短ければ10日程度で終わります。
反対に壁の取り壊しを行なうなど、工事が大規模になるほど工期は伸び、長ければ1ヵ月以上かかる場合もあります。

次の章でリフォームパターンごとのさらに具体的な流れや、必要となる工事を見ていきましょう。


一部設備のみを交換するキッチンリフォーム

ガス台や食洗機など、一部設備の交換のみで終了するキッチンリフォームは、所要期間と費用を最も抑えられることがメリットです。
ここでは、具体的なリフォームの流れや費用相場を紹介します。

◇一部設備のみを交換するキッチンリフォームの流れ
一部設備のみの交換であれば、工期は1日で終わるのが一般的です。内容によっては数時間で終了します。
一部設備のみ交換するリフォームのおおまかな流れは、次のようなイメージです。

1.作業まわりの養生
2.旧設備の撤去
3.電気・配管の工事
4.新設備の搬入・設置

大きな工事をともなわないため、電気工事などの設備工事を含めても1日で完結するパターンが多いです。
キッチンが使用不可となる時間も短いため、生活にはそれほど影響が出ないと考えてよいでしょう。

◇一部設備のみを交換するキッチンリフォームの依頼から完了までの所要期間
一部設備のみ交換する場合、まずは商品を選び、業者へ依頼することになります。
利用の流れはおおむね次のようになります。

1.お見積依頼・現地調査:即日~約2週間
2.契約・資材の手配:約2週間
3.リフォーム・引き渡し:即日~約1週間

リフォーム業者にもよりますが、リフォーム箇所によっては現地調査を行なわない場合があります。
現地調査を行なわないリフォーム業者では、見積り依頼時にリフォームを希望する設備の写真を添付してもらうなどの対応をしているパターンもあるようです。
その場合、業者が来るのは作業当日のみになります。

◇一部設備のみを交換するキッチンリフォームにかかる費用
リフォーム費用は、交換する設備によって変わります。
費用の目安は数万円~数十万円程度です。シンプルな取り替え工事のみであれば、10万円以内で収まると考えてよいでしょう。
ただし、海外製の設備を取り付ける際は追加工事が必要なケースもあり、その分費用がかさみます。ほかにも、給水管や配水管の交換などもコストが増す要因です。


内装工事を含むキッチンリフォーム

内装工事を含むキッチンリフォームでは壁紙や床材の変更なども行ない、キッチンの雰囲気を一新できるのがメリットです。
リフォームの流れと費用相場を紹介します。

◇内装工事を含むキッチンリフォームの流れ
内装工事を含むキッチンリフォームの期間は、1週間~10日前後です。
次のような流れになります。

1日目:養生・キッチンの解体
2~4日目:解体にともなう電気工事や配管工事、大工工事
5日目:キッチンの搬入・設置
6日目(8日目):設置にともなう電気工事、配管工事、内装工事

ポイントは、工事期間中にリフォーム業者の休業日も含まれることです。
作業工程が6日であっても、リフォーム業者の休業日を挟むため、結果として1週間以上かかる見込みになります。

◇内装工事を含むキッチンリフォームの依頼から完了までの所要期間
内装工事を含むリフォームの場合、どのようなイメージに仕上げるかリフォーム案を出す時間が必要となります。
申し込みからの流れは次のようになります。

1.申し込み・現地調査:約2週間
2.リフォーム案の提案・決定:約2週間
3.契約・資材の手配:約2週間
4.リフォーム・お引き渡し:約2週間

キッチンをそっくり取り替える場合でも、キッチンのサイズがまったく同じとは限りません。
そのため、周辺の壁や床も併せてリフォームする場合が多くなります。
リフォーム案は、例えば壁はキッチンパネルにするかタイルにするか、周辺の壁紙は何を使うかなど、お客様の希望を反映しながら作成していきます。
どのような空間にしたいのか具体的にイメージしておくとよいでしょう。

◇内装工事を含むキッチンリフォームにかかる費用
システムキッチン一式の費用にプラスして、設備工事費用、そして内装工事費用が必要になります。
導入するキッチンの種類や工事内容による価格差があるため、かかる費用は大きく変動します。

施工例①は、キッチン用家電やゴミ箱などをできる限り隠したいとのご希望でリフォームをされた施工例です。
システムキッチンを入れ替え、キッチンパネルなど周辺の床や壁紙も交換し、新たに造作棚も作成しました。


レイアウト変更を含むキッチンリフォーム

レイアウト変更を含むキッチンリフォームは、家事効率をアップできるのがメリットです。
そこでまずはリフォームの流れと費用相場をチェックしてみましょう。

◇レイアウト変更を含むキッチンリフォームの流れ
レイアウト変更を含むキッチンリフォームは、工事の範囲が広いため工期も長くなります。
リフォームの流れは、次のようなイメージです。

1日目:養生・キッチンの解体
2~3日目:解体にともなう電気工事、配管工事
4~8日目:大工工事
9日目:キッチンの搬入・設置
10日目:設置にともなう電気工事、配管工事、内装工事

ただし、棚や間仕切りの撤去も実施するなど、大規模なリフォームになるほど工期は長くなります。
さらに、休業日が1~2回程度と予備日も加わると、2週間以上かかると見込まれるでしょう。
マンションなどではレイアウト変更を含むキッチンリフォームが認められない場合もあるので、事前によく確認してください。

◇レイアウト変更を含むキッチンリフォームの依頼から完了までの所要期間
レイアウト変更を含むキッチンリフォームの場合、リフォーム案の作成期間がさらに長くなります。
希望したレイアウトが配管の関係で不可能など、リフォーム業者と幾度か相談を重ねる必要もあるでしょう。
申し込みから完成までは、以下のような流れになります。

1.申し込み・現地調査:約2週間
2.リフォーム案の提案・決定:約4週間
3.契約・資材の手配:約4週間
4.リフォーム・お引き渡し:約4週間

リフォーム案の策定だけでなく、資材の調達やリフォームの工期にも時間がかかります。また、海外製の資材を輸入する場合はさらに工期が伸びる可能性があり、大体3ヵ月~4ヵ月程度を想定しておくとよいでしょう。

◇レイアウト変更を含むキッチンリフォームにかかる費用
レイアウトが変わる大がかりなリフォームでは、調達する資材や工事の項目が増えるため、費用もその分上がります。
数百万円かかることもありますが、リビングにも影響する大きなリフォームとなると、より金額が高くなるケースもあります。


キッチンリフォームにかかる期間を短縮させる方法

リフォーム中は当然ながらキッチンが使用できないため、食事を中心に生活に影響が出ます。ここでは、少しでも工期を短縮するためのポイントを紹介します。

◇業者の休業日を含むスケジュールを避ける
工期が長くなるリフォームでは、リフォーム業者の休業日も加味する必要があります。できる限り休業日を含めないスケジュールで依頼するのがポイントです。
例えば、リフォーム業者が土日休みであれば、月曜日から着工などに調整してもらうとよいでしょう。
また、事前に工程表を見せてもらい、作業の流れを把握しておくことも大切です。

◇リフォーム内容を見直す
リフォームの規模が大きくなるほど工期は長くなります。
一部設備の交換で問題が解決しないか、リフォームの範囲を減らせないかなど、今一度リフォーム内容を見直してみましょう。
妥協できるポイントを探すことで、工期を短くできる場合があります。

◇着工前にキッチンまわりを片付ける
キッチン周辺に物があるとすぐに工事が始められません。収納の中の調理器具や食器などは事前に出しておきましょう。
また、リフォームには十分な作業スペースが必要です。すぐ近くにテーブルや棚などがあると、作業がしにくくなる場合があります。動かせるものは別室に移動しておく、テーブルの上に何もない状態にしておくなど、キッチン周辺を片付けておくことも大切です。


キッチンリフォームをする際の注意点

キッチンリフォームを滞りなく進めるため、注意する点やポイントを紹介します。

◇リフォーム期間中の食事や調理について計画しておく
リフォーム中はキッチンが使用できないため、その間の食事をどうするか事前に考えておきましょう。
カセットコンロ、ホットプレートなどの調理家電があると便利です。
また、場合によっては臨時で簡易調理を行なう場所や、冷蔵庫や電子レンジなど家電を置く場所を確保する必要があります。
食器洗いもキッチンではできないため、使い捨ての食器などを使用して洗い物を減らすなど工夫するとよいでしょう。

◇ご近所にキッチンリフォームについて話しておく
リフォーム中は大きな音が出るため、ご近所の方に事前に知らせておくことが大切です。騒音についてクレームを受け、工期が伸びてしまう可能性もあります。
なかには、着工時に周辺住宅へ挨拶回りを実施するリフォーム業者もあります。心配であれば、事前にリフォーム業者へ確認しておくといいでしょう。

◇業者はリフォーム実績やアフターフォローで選ぶ
リフォーム業者を選ぶ際は、価格面やリフォームイメージだけでなく、実績や技術も確認しましょう。
各業者のホームページで紹介されているリフォーム事例や利用者の声などでチェックするとよいでしょう。
また、リフォーム後の補償やアフターフォローが充実しているかも確認しましょう。

◇キッチンのリフォームはポラスにお任せください!
ポラスでは、家事動線や収納の問題を解決し、開放的で快適なキッチンへのリフォームサービスをご提供します。
単純な「リフォーム」ではなく、利便性や安全性を高め、ライフスタイルに合った快適さと使いやすさを叶えます。
また、リフォーム完了後も専門スタッフが対応するアフターフォロー体制で安心してご利用いただけます。
一級建築士やインテリアコーディネーター、リフォームの専門知識を持ったスタッフがサポートいたしますので、まずは一度お気軽にご相談ください。


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