Vol.103
更新日:2023.07.18
朝の身支度をスムーズにこなせる
洗面室のリフォームポイント
水回りリフォーム
- 水回りリフォーム
- リフォーム
目次
マスクを外す機会が増え、メイクやスキンケアしやすい洗面室に
洗面室では洗顔、スキンケア、メイク、ランドリーなど様々な行為が行われます。多機能な空間であるため、それぞれの用具で雑多になりがち。現在の使い勝手に合わせて洗面台を交換するとともに、収納や動線の計画も見直すことで、洗面室は広々と快適に活用することができるようになります。
特に2023年5月8日より、感染症法上の位置づけが現行の「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」に変更されるのを受け、外出制限をなくし、マスクの着用も個人の判断に委ねられるようになりました。マスクを外す機会が増えることで、スキンケアやメイクの必要性が高まってきています。
こうした背景をもとに、「身体のケアやメンテナンスのしやすい広い洗面空間」、「メイクのしやすい鏡、照明」、「家族で並んで同時に使用できる洗面空間」などを求める人が増えてきているようです。
特に2023年5月8日より、感染症法上の位置づけが現行の「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」に変更されるのを受け、外出制限をなくし、マスクの着用も個人の判断に委ねられるようになりました。マスクを外す機会が増えることで、スキンケアやメイクの必要性が高まってきています。
こうした背景をもとに、「身体のケアやメンテナンスのしやすい広い洗面空間」、「メイクのしやすい鏡、照明」、「家族で並んで同時に使用できる洗面空間」などを求める人が増えてきているようです。
多様な用途に合わせて洗面台も進化しています
こうした社会の変化に対応して、水回り機器のメーカーでも、洗面台のリニューアル、新製品の開発などが進んでいます。
◎鏡に映った顔に影ができないようにする照明
上下もしくは左右の2方向から光を当てることで、目や鼻の下などに影ができるのを防ぐ照明を搭載した洗面台が発売されるようになりました。顔にまんべんなく光が当たるので、スキンケアしていても肌の質感がわかりやすく、メイクののりも確認しやすくなっています。
◎スマートフォンやメイク道具を置ける棚
旧来の洗面台は歯ブラシやコップ、歯磨き粉くらいしか置くスペースがありませんでしたが、最新の機種ではスマートフォンやメイク道具なども置けるカウンターを設置した他プイプも。メイクやスキンケアに時間をかける間、スマートフォンでニュースやメイク動画を観るという使い方もできます。
◎昼白色と温白色のLED照明
物の色みがはっきりするのでメイクなどに向く昼白色のほか、温かみが感じられてほっとする温白色にも切り替えられる照明を設置した洗面台も人気です。温白色の照明は、洗面室の空間全体を落ち着いた雰囲気にしてくれます。
◎椅子に座って使える洗面台
椅子に腰かけられるよう、洗面ボウルの下部に足が入れられるタイプの洗面台もあります。ゆっくりとメイクやスキンケアに時間をかけることができます。
様々な使い方をする洗面室ではありますが、目的や用途に合った洗面台に交換することで、その使い勝手は大きく向上します。水回りメーカーのショールームで最近の機種を見学すると、洗面室のイメージが大きく変わりますよ。
◎鏡に映った顔に影ができないようにする照明
上下もしくは左右の2方向から光を当てることで、目や鼻の下などに影ができるのを防ぐ照明を搭載した洗面台が発売されるようになりました。顔にまんべんなく光が当たるので、スキンケアしていても肌の質感がわかりやすく、メイクののりも確認しやすくなっています。
◎スマートフォンやメイク道具を置ける棚
旧来の洗面台は歯ブラシやコップ、歯磨き粉くらいしか置くスペースがありませんでしたが、最新の機種ではスマートフォンやメイク道具なども置けるカウンターを設置した他プイプも。メイクやスキンケアに時間をかける間、スマートフォンでニュースやメイク動画を観るという使い方もできます。
◎昼白色と温白色のLED照明
物の色みがはっきりするのでメイクなどに向く昼白色のほか、温かみが感じられてほっとする温白色にも切り替えられる照明を設置した洗面台も人気です。温白色の照明は、洗面室の空間全体を落ち着いた雰囲気にしてくれます。
◎椅子に座って使える洗面台
椅子に腰かけられるよう、洗面ボウルの下部に足が入れられるタイプの洗面台もあります。ゆっくりとメイクやスキンケアに時間をかけることができます。
様々な使い方をする洗面室ではありますが、目的や用途に合った洗面台に交換することで、その使い勝手は大きく向上します。水回りメーカーのショールームで最近の機種を見学すると、洗面室のイメージが大きく変わりますよ。
使い勝手や生活動線も考慮して満足度の高いリフォームに
せっかく洗面台を交換するなら、洗面室にも手を入れたいもの。最近の洗面室のリフォーム事例では以下のようなアイディアが採用されています。
◎水回り空間を再構成して洗面室を広く使う
トイレ、浴室、洗面室を仕切り直すことで、洗面室を以前より広く確保することも可能です。特に洗面室は、脱衣室や洗濯スペースも兼ねていることが多いので、それぞれの機能ごとにスペースを割り振り直すことで、空間を有効活用できるようになります。
◎美容家電も使えるようにコンセントを増設
近年はドライヤーやヘアアイロンなどのほか、電動歯ブラシやスマートフォンの充電、暖房ヒーターや除湿器、扇風機、アイロンなど洗面室で使用する電化製品が増えてきています。現在の使い勝手に合わせて、コンセントを増設することで、その他の美容家電なども安全に快適な状態で使用できるようになります。
◎洗面ボウルを2つ並べる
朝はどうしても家族で洗面台を使う時間が重なってしまうもの。洗面ボウルを2つ設置することでお互いのペースでスムーズに身支度を整えることができます。
◎収納を増やす
多様な使い方をするため、それぞれの用途に用いる小物がたくさん集まってきてしまう洗面室。洗面台のほかに、壁面などを利用してそうしたものの収納を用意することで、ごちゃごちゃとしていた場所がすっきりとまとまります。
◎洗面室の近くにウォークインクロゼットを設置
起床時、入浴の前後、就寝前など洗面室を使用する際には、着替えなどの身支度を伴うもの。そこで、洗面室の近くにウォークインクロゼットなど衣服の収納場所を設けることで、洗面から着替えの動線が短く、スムーズになります。
洗面室は、朝夕を中心に家族が出入りする、生活動線の起点のひとつ。そこで行われる作業や行為に合わせて使いやすくしたうえで、さらに生活動線も考慮したプランニングができれば、より満足度の高いリフォームとなるはずです。
◎水回り空間を再構成して洗面室を広く使う
トイレ、浴室、洗面室を仕切り直すことで、洗面室を以前より広く確保することも可能です。特に洗面室は、脱衣室や洗濯スペースも兼ねていることが多いので、それぞれの機能ごとにスペースを割り振り直すことで、空間を有効活用できるようになります。
◎美容家電も使えるようにコンセントを増設
近年はドライヤーやヘアアイロンなどのほか、電動歯ブラシやスマートフォンの充電、暖房ヒーターや除湿器、扇風機、アイロンなど洗面室で使用する電化製品が増えてきています。現在の使い勝手に合わせて、コンセントを増設することで、その他の美容家電なども安全に快適な状態で使用できるようになります。
◎洗面ボウルを2つ並べる
朝はどうしても家族で洗面台を使う時間が重なってしまうもの。洗面ボウルを2つ設置することでお互いのペースでスムーズに身支度を整えることができます。
◎収納を増やす
多様な使い方をするため、それぞれの用途に用いる小物がたくさん集まってきてしまう洗面室。洗面台のほかに、壁面などを利用してそうしたものの収納を用意することで、ごちゃごちゃとしていた場所がすっきりとまとまります。
◎洗面室の近くにウォークインクロゼットを設置
起床時、入浴の前後、就寝前など洗面室を使用する際には、着替えなどの身支度を伴うもの。そこで、洗面室の近くにウォークインクロゼットなど衣服の収納場所を設けることで、洗面から着替えの動線が短く、スムーズになります。
洗面室は、朝夕を中心に家族が出入りする、生活動線の起点のひとつ。そこで行われる作業や行為に合わせて使いやすくしたうえで、さらに生活動線も考慮したプランニングができれば、より満足度の高いリフォームとなるはずです。
洗面室のリフォームは20~50万円が目安に
そのほか、近年の洗面台の特長としては
・本体がスリムになって、その分、室内を広く使える
・鏡が曇りにくい
・子どもの踏み台もセットになった製品がある
・汚れが付きにくく掃除が簡単
・洗面ボウルが大容量で水が跳ねにくい
・すぐにお湯が出る
・タッチレス水栓で衛生的
など多くの便利な機能が挙げられます。
最低限の機能の洗面台交換や、壁のクロス、床材など内装のみのリフォームであれば、おおよその目安として20万円前後で工事が可能です。一方、グレードの高い洗面台や内装材を使用したり、収納棚なども別に設置する場合などは、50万円以上かかることもあります。
自分たちの求めるライフスタイルや予算に合わせて、じっくりとプランを検討することで、コストパフォーマンスの高い洗面室リフォームが可能になります。
一般的に洗面台の耐用年数はおおよそ15年。劣化してからではなく、ライフスタイルの変化に合わせて、リフォームするのがおすすめです。ポラスでは洗面室のリフォーム事例も数多く手がけています。お客様のライフスタイルに合わせて、多様なプランをご提案いたしますので、ぜひ一度、ご相談ください。
【著者プロフィール】
渡辺圭彦 / 住宅ジャーナリスト
1970年生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業後、扶桑社「新しい住まいの設計」編集部に勤務。その後、(株)ハウジングエージェンシーを経て、2004年よりフリーに。全国の住宅、工務店、建築家を取材して回るエディター&ライターとして活動中。著書に「住まいの進路相談室」(扶桑社)など。
・本体がスリムになって、その分、室内を広く使える
・鏡が曇りにくい
・子どもの踏み台もセットになった製品がある
・汚れが付きにくく掃除が簡単
・洗面ボウルが大容量で水が跳ねにくい
・すぐにお湯が出る
・タッチレス水栓で衛生的
など多くの便利な機能が挙げられます。
最低限の機能の洗面台交換や、壁のクロス、床材など内装のみのリフォームであれば、おおよその目安として20万円前後で工事が可能です。一方、グレードの高い洗面台や内装材を使用したり、収納棚なども別に設置する場合などは、50万円以上かかることもあります。
自分たちの求めるライフスタイルや予算に合わせて、じっくりとプランを検討することで、コストパフォーマンスの高い洗面室リフォームが可能になります。
一般的に洗面台の耐用年数はおおよそ15年。劣化してからではなく、ライフスタイルの変化に合わせて、リフォームするのがおすすめです。ポラスでは洗面室のリフォーム事例も数多く手がけています。お客様のライフスタイルに合わせて、多様なプランをご提案いたしますので、ぜひ一度、ご相談ください。
【著者プロフィール】
渡辺圭彦 / 住宅ジャーナリスト
1970年生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業後、扶桑社「新しい住まいの設計」編集部に勤務。その後、(株)ハウジングエージェンシーを経て、2004年よりフリーに。全国の住宅、工務店、建築家を取材して回るエディター&ライターとして活動中。著書に「住まいの進路相談室」(扶桑社)など。